占星術
ICRS
あいしーあーるえす 別名:International Celestial Reference System意味
ICRS(国際天球基準座標系)は、天体の方向を共通の軸で示すために、国際天文学連合が採用した基準系です。地球の自転や公転に軸を結び付けず、遠方の天体を使ってほぼ動かない向きを定めます。
解説
ICRSは、座標軸をどの方向へ置くかを定めた規則です。その軸を実際の天体位置で再現したものが基準座標枠で、遠方の電波源を観測して作られたICRFが代表例です。基準となる天体が非常に遠いため、天球上の見かけの移動をほぼ無視できます。
ICRSの軸は、J2000.0の平均赤道と春分点を使った従来の座標軸と、0.1秒角以内の差で一致するよう設定されました。ただし、ICRSそのものは春分点や特定の元期に依存しません。J2000.0が時点を示すのに対し、ICRSは座標軸の向きを定めます。
星表の恒星位置を占星術計算へ使う場合、ICRSの赤経・赤緯をそのまま黄道上の度数として読むことはできません。星表の元期から計算日までの固有運動を反映し、採用する黄道座標へ変換してから天体同士の位置を比べます。