占星術
ミッドヘブン
みっどへぶん 別名:Midheaven意味
ミッドヘブンはMCと同じ点で、ある時刻・場所において黄道と子午線が地平線の上側で交わる位置です。出生図では、公の場で担う役割や職業上の方向を考える手がかりとして解釈されます。
解説
黄道は太陽が一年かけて通るように見える道、子午線は観測者の天頂と天の北極・南極を通る南北方向の大円です。この二つが地平線の上側で交わる黄道上の度数を、英語でMidheaven、ラテン語でMedium Coeliと呼びます。頭上の一点である天頂とは求め方が異なるため、両者の位置には差が生じることがあります。
ミッドヘブンは観測する時刻と場所から計算するため、同じ日でも場所や時刻が変われば度数が動きます。反対側の交点はICです。出生時刻の誤差はミッドヘブンとハウスの位置へ影響しやすいので、記録が曖昧な場合は推定値として幅を持たせます。
プラシーダスなどの四分円方式では、ミッドヘブンが第10ハウスの始点になります。イコールハウスやホールサインでは第10ハウスの始点と異なり、別のハウス内に入る場合があります。「ミッドヘブン」は黄道と子午線の交点、「第10ハウス」はハウス方式に応じて定まる領域です。使用した方式を確かめると、ミッドヘブンの度数と第10ハウスの始点が一致するか判断できます。
17世紀のウィリアム・リリーは第10ハウスへ職業、地位、名誉、権威ある役職を配当しました。現代占星術では、その領域と結び付くミッドヘブンに、社会から見える立場や長期的に目指す方向という意味を重ねます。これは占術上の象徴解釈です。実際の進路は、本人の希望や技能、暮らしの条件、雇用環境を含めて判断する必要があります。