石
条痕
じょうこん意味
条痕は、鉱物を素焼きの白い磁器板にこすり付けたときに残る粉末の色です。見た目の色だけでは区別しにくい鉱物を調べる手掛かりになります。
解説
条痕の検査では、素焼き板に残った細かな粉末の色を記録します。結晶表面の光沢とは別の情報です。たとえば赤鉄鉱は黒っぽい金属光沢に見える標本でも、赤褐色の条痕を残します。表面の風化や反射で変わりやすい外観と比べると、粉末色が同定の手掛かりになります。
条痕試験の適性は、鉱物の硬さによって変わります。磁器板より硬い鉱物は板を傷つけやすく、粉末色を確かめにくくなります。そのため、条痕は硬度や光沢と並べて読む観察記録です。外見と内面の違いを示すという読みは、観察記録そのものとは分けて考えます。