石
三方晶系
さんぽうしょうけい意味
三方晶系は、結晶を120度ずつ回すと三回で同じ配置に重なる、三回の対称性を基準にした分類です。水晶や方解石に見られる三方対称を記述し、六方晶系と近い形に見える結晶を対称性で区別する手掛かりになります。
解説
三回回転軸は、結晶をその軸の周りに120度ずつ回したとき、三回で元の配置に重なる基準線です。結晶の規則的な並びを一単位として表す単位胞を六方格子の座標で書く場合、a軸とb軸は同じ長さで、a軸とb軸のなす角は120度になります。三方晶系には菱面体格子の座標で表す場合もあり、座標の書き方が変わっても、分類の根拠は結晶の対称性です。
水晶と方解石はいずれも三方対称をもちますが、伴う回転軸、反転中心、鏡面は異なります。三方晶系と六方晶系は同じ六方晶族にまとめられることがありますが、三回か六回かという主な対称性で区別します。六角柱に見える外形だけでは決められません。三という数を調和や反復に重ねる占術的な読みは、対称性から連想した文化的な比喩です。