象徴

啓示

けいじ

意味

啓示は、宗教で神的・超越的な存在が、隠れていたことを人へ知らせると受け取られる出来事や内容を指す語です。日常語では、急に理解がまとまる経験や、物語で秘密が明かされる場面にも使われます。

解説

宗教上の啓示は、誰が何をどのように知らせたと信じられているかに関わる主張です。言葉、出来事、経典、夢、幻視など、知らせを受け取る形には伝統ごとの違いがある。「啓示」は、知らせる行為と、知らせられた内容の両方を指す語でもある。伝統名、文献、語られる場面をそろえて初めて、その語が表す内容を確かめられる。

たとえばカトリックの第二バチカン公会議文書『神の啓示に関する教義憲章』は、神が行為と言葉を通して自らを示すという立場を述べています。これはキリスト教の一つの教義文書です。啓示をどう定義するか、あるいは啓示の主張をどう受け取るかには、宗教伝統、教派、哲学の議論ごとに幅があります。

カードや作品に「啓示」という題や記号が現れる時は、隠れていた事情に気付く、考え直す材料が現れる、といった象徴的な読みができます。ただし、図像から広げた意味は外部の存在からの発言を証明しません。何が描かれているか、どの問いに関わるか、現実に確かめる事実は何かを分けておくと、象徴と判断を混同しにくくなります。