象徴

螺旋

らせん

意味

螺旋は、中心の周囲を回りながら、中心からの距離が変化する曲線です。平面の渦巻きと、上下方向にも進む立体のらせんは別の形で、図像では反復と移動が同時に見える構成になります。

解説

数学では、角度が増すにつれて中心から遠ざかる平面曲線をスパイラルと呼びます。らせんは立体空間を回りながら進む曲線で、ねじやばね、階段などに見られます。渦巻き、貝殻、階段が同じ形に見えても、中心との距離、高さ、回転方向が一致するとは限りません。

美術史上、螺旋は道具の仕組みにも装飾にも使われてきました。スミソニアン国立アジア美術館は、同じ抽象文様でも文化、素材、媒体、置かれた文脈によって表し方が異なると示しています。したがって、螺旋を循環や成長と結び付ける説明には、作品の時代と題材が必要です。

占いで螺旋を使う場合、前に戻ったように感じる出来事でも、何が繰り返され、どの条件が変わったかを整理する比喩になります。上へ進む階段なら高さ、中心へ巻く線なら距離、外へ開く渦なら広がりが着目点です。反復が成長を保証するという意味にはせず、相談中の事実と次の行動を分けて考えます。