占星術

ラスタバン

らすたばん 別名:Rastaban

意味

ラスタバンは、りゅう座β星Aに付けられた固有名で、約380光年先にある黄色いG型の輝巨星です。見かけの等級は2.79で、りゅう座ではエルタニンに次いで明るく見えます。

解説

スペクトル型はG2 Ib-IIaです。G2は太陽に近い表面温度で黄色く見える恒星、Ib-IIaは超巨星と輝巨星の中間にあることを示します。輝巨星とは、巨星より明るく、超巨星より光度が低い恒星です。肉眼では、りゅう座でエルタニンに次いで明るく見えます。

Rastabanは、アラビア語のra’s al-tinninに由来し、「蛇の頭」を意味します。中世以来、この名は現在のりゅう座γ星エルタニンに使われていましたが、近代にβ星へ移されました。プトレマイオスの星表ではγ星が竜の頭、β星は目に置かれていたため、現在の固有名と古い身体位置は一致しません。

国際天文学連合は2016年、Rastabanをりゅう座β星Aの固有名として承認しました。現在の星図では、ラスタバンは竜の頭部付近にあります。名称史をたどる時は、どの時代の星名を指すか確かめる必要があります。

プトレマイオスは、りゅう座の明るい星々へ土星、火星、木星の性質を配しました。固定星占星術で警戒や守護を読む場合は、この古典分類と竜の図像をもとにした象徴です。距離やスペクトル型、現在の固有名は、観測と現代の星名目録で確かめられる情報として分けます。