石
重晶石
じゅうしょうせき 別名:Barite・Baryte意味
重晶石は、硫酸バリウムBaSO4からなる斜方晶系の硫酸塩鉱物です。比重がおよそ4.5と非金属鉱物として高く、その重さを利用して掘削泥水の比重を調整する原料にもなります。
解説
比重は、同じ体積の水を基準にした物質の重さの比です。重晶石の比重はおよそ4.5で、一般的な岩石のおよそ二倍の密度があります。英語名bariteは、重いことを意味するギリシャ語に由来します。名前の由来は性質を示しますが、手で持った感覚だけでは組成を確定できません。
重晶石の主な色は無色や白色です。淡い青、黄、赤、緑、灰色を示す標本もあります。薄い板状の結晶、柱状結晶、放射状の集合、バラの花に似た集合など、結晶の集まり方にも幅があることが特徴です。低温の熱水脈では、方鉛鉱、閃亜鉛鉱、蛍石、方解石などと共存します。その組み合わせに結晶形、劈開、比重を加えて観察し、天青石など近い鉱物と区別します。
製品としての重晶石は、粉砕・選鉱して石油やガス井の掘削泥水の重り、充填材、比重の高いセメントなどに使われます。この用途は、硫酸バリウムの密度と溶けにくさを利用する工業上の性質です。占いで重さを責任や現実性を確かめる比喩にする場合も、石が判断を代わりに下すという意味にはしません。