石
隕石
いんせき 別名:Meteorite意味
隕石は、宇宙空間の小天体から来た固体が大気圏を通り抜け、地表へ到達したものです。宇宙を回る小片は流星体、大気中で光って見える現象は流星、地上に残った試料は隕石と呼び分けます。岩石質・鉄質・石鉄質に大きく分かれ、太陽系の初期や小惑星の内部を調べる資料になります。
解説
隕石は、主に小惑星帯などの小天体に由来する物質が地球の大気圏を通過し、地表まで残った試料です。宇宙空間を運動する天然の小片を流星体、大気との相互作用で光の筋として見える現象を流星、通過後に地上へ達したものを隕石と呼びます。似た言葉でも、物体、現象、地上の試料では指す対象が異なります。
大まかな分類では、ケイ酸塩鉱物を主とする石質隕石、鉄とニッケルを主とする鉄隕石、金属と岩石質の両方を多く含む石鉄隕石に分かれます。石質隕石の多くはコンドライトで、コンドリュールというミリメートルほどの球状粒が特徴です。コンドリュールをもたず、母天体で溶融や分化を経験した石質隕石はエイコンドライトと呼ばれます。
隕石を地表の岩石と外見だけで区別することは難しい。落下直後の標本の表面には、大気圏通過で薄く溶けた黒い溶融殻が残る場合があるが、風化すれば失われる。磁石への反応、重さ、表面の特徴は候補を絞る手掛かりにすぎない。名称や分類には、鉱物、組織、化学・同位体組成などを調べる検査が用いられる。
占いで、遠い場所でできた物質が地上の試料として残ることを、突然現れた情報の由来を確かめる比喩にする場合があります。この読みは隕石の来歴を人の状況に重ねた文化的な連想です。隕石が願いをかなえたり、特別な放射で心身を変えたりするという科学的根拠を示すものではありません。