石
菱マンガン鉱
りょうまんがんこう 別名:Rhodochrosite意味
菱マンガン鉱は、化学式MnCO3で表されるマンガンの炭酸塩鉱物です。淡い桃色から赤色、褐色までの色を示し、結晶、縞状や粒状の集合として見つかります。ロードナイトと同じマンガンを含みますが、菱マンガン鉱は炭酸塩、ロードナイトは珪酸塩であり、別の鉱物です。
解説
菱マンガン鉱は、炭素と酸素からなる炭酸イオンとマンガンからなる炭酸塩鉱物です。方解石と同じ鉱物群に入り、菱面体と呼ばれる傾いた立方体のような結晶、柱状・粒状・塊状の集合を作り、透明から半透明の標本は桃色、バラ色、赤色のほか、黄や褐色を示すことがあります。
桃色の石としてロードナイトと混同されることがありますが、組成と性質は異なります。菱マンガン鉱はMnCO3を基本とする炭酸塩で、硬度はおよそ3.5から4です。ロードナイトはマンガンを主とする珪酸塩で、硬度はおよそ5.5から6.5です。色や黒い模様だけで名前を決めず、硬度、割れ方、組成、標本の産地情報を重ねて見分けます。
菱マンガン鉱は、低温から中程度の温度でできる熱水脈、変成鉱床、炭酸塩に富む火成岩体、堆積物などに生じます。USGSの試料説明では、銀・鉛・銅の鉱石や別のマンガン鉱物を伴う熱水脈で見つかる例が挙げられています。同じ鉱物でも、結晶の形や色帯は、成長時の環境や混ざる成分によって変わるため、縞の見え方だけから産地や来歴を断定しません。
占いでは、色の幅や縞を、気持ちを一つの言葉へ急いでまとめず、違いを見分ける比喩にする場合があります。この読みは色や集合の見え方から生まれる連想です。菱マンガン鉱が愛情、対人関係、心身の不調に作用するという科学的根拠を示すものではありません。