石
透石膏
とうせっこう 別名:Selenite・セレナイト意味
透石膏は、石膏のうち透明な結晶として育ったものの呼び名で、セレナイトとも呼ばれます。板状などの姿をもち、薄い面に沿って割れやすく、爪でも傷が付くほど軟らかい鉱物です。
解説
透石膏の組成は石膏と同じで、結晶水を含む硫酸カルシウム(CaSO4・2H2O)です。結晶水とは、結晶の構造に組み込まれた水のことです。モース硬度はおよそ2で、決まった面に沿って割れる「劈開」が発達しているため、薄い板のように分かれることがあります。
石膏には、透明な結晶のほか、細い繊維が集まって絹のように光るものもあります。この繊維状の石膏はサテンスパーと呼ばれ、透明な透石膏とは見た目の特徴を区別する呼び名です。両者を比べる時は、光が内部を通る程度である「透明度」と、表面の反射の見え方である「光沢」をそれぞれ観察します。
透石膏の成長を理解する一例が、米国ホワイトサンズ国立公園のルセロ湖です。周囲の石膏が雨水などに溶けて湖へ運ばれ、水が蒸発すると再び結晶になります。水に溶ける性質と軟らかさを考えると、標本を長く水に浸したり強くこすり洗いしたりすることは、表面を損なう原因になります。保存時には、水濡れと、ほかの石との接触による傷を避けることが大切です。
透明な姿を「考えをはっきりさせる」という意味に重ねるなら、見聞きした事実と自分の推測を分けて書き出す例が考えられます。この解釈は、見通せる外観から広げた比喩です。書き出した内容を比べると、判断するためにまだ必要な情報を探しやすくなります。