タロット
死神
しにがみ 別名:Death意味
死神は、ウェイト=スミス版の大アルカナXIIIです。Marminでは、一つの段階が終わって次へ移る過程を読むカードとし、人の死や病状を予測する道具にはしません。
解説
札面には、甲冑をまとった骸骨が白馬に乗り、白い薔薇を描いた黒い旗を掲げる姿があります。足元には冠をかぶった人物が倒れ、その前には聖職者、女性、子どもが立っています。遠景で二本の塔の間に太陽が見えることまでが図像上の事実です。終わりの後の夜明けと読む段階は象徴解釈に当たります。
死を骸骨で表す図像は、15世紀のヴィスコンティ=スフォルツァ系にすでに見られます。ただし古い札と1910年の札では構図が異なり、初期の切り札には番号もありませんでした。ウェイト自身の占術語義には、正位置の「終わり」「死すべき性質」「破壊」「腐敗」、逆位置の「惰性」「無気力」などが並びます。現代の「変容」「再生」だけへ置き換えると、原典との違いが見えなくなります。
Marminの正位置は、役目を終えた関係、契約、習慣を特定し、区切りをつける必要を示します。逆位置は、終わりを受け入れにくく、移行が止まっている状態です。実際の相談では「何を、いつまでに終えるのか」「終了後に必要な手続きは何か」まで具体化します。カード一枚から人の生死や医療上の見通しを判断することはできません。