タロット
逆位置
ぎゃくいち 別名:Reversed・Reversal・リバース意味
逆位置は、タロットカードの上端が読み手から見て下を向いて出た状態です。カードの向きと意味づけは別であり、逆位置を採用する場合は、弱まり、過剰、遅れ、内面化など、どの変化として読むかを展開前に決めます。
解説
逆位置を使う時は、上下をそろえたカードの一部を半回転させてから混ぜ、正位置と逆位置のどちらも出る状態を作ります。A. E. ウェイトは『タロット図解』で、数枚の上下を反転させる方法を「別の読み方」として紹介しました。すべて正位置で読む方法も成り立つため、採用する規則を展開前に固定し、途中でも同じ規則を保ちます。
ウェイトのカード解説では、正位置と逆位置の関係がカードごとに異なります。たとえば太陽は正位置の意味が弱まる形、死神は停滞や鈍化、世界は固定や停滞という違いです。向きだけで結論を決める読み方は、こうしたカードごとの差を取りこぼします。
現代の読み方にも複数の系統があります。正位置の働きが弱い、発揮が遅れる、過剰に出る、本人の内側で進む、問題が解け始める、といった候補です。候補を重ねすぎると結論が曖昧になるため、カード本来の主題と質問に合う変化を一つ選びます。正逆と吉凶を一対一で結び付けると、解釈を誤ります。
最初の作業は、カード名と向きを記録し、正位置での中心的な主題を言葉にすることです。次に、スプレッド上の位置、周囲の札、相談者が確認できる出来事を照らし、どこが遅れているか、強すぎるか、表に出ていないかを具体化します。たとえば「連絡が停滞している」と読むなら、未返信のメッセージや期限など、現実に確かめられる状況へ結び付けます。