タロット

正位置

せいいち 別名:Upright・Natural Position

意味

正位置は、タロットカードの上端が読み手から見て上を向いて出た状態です。この名称が示すのはカードの向きです。好結果かどうかは、カード本来の主題とスプレッド上の位置から判断します。

解説

正位置と逆位置を区別するなら、まず絵柄の上下を基準にカードの向きを記録します。対面では、読み手と相談者のどちらから見た向きにするかも決めておきます。すべてのカードを正位置で読む場合は、上下をそろえてから混ぜる方法です。途中で規則を変えると同じ条件で読み直せないため、一度の展開では基準を保ちます。

A. E. ウェイトの『タロット図解』は、多くの札について通常の占意と逆位置の占意を分けています。通常向きには厳しい意味もあり、ワンドの10には重圧、ソードの10には苦痛や悲嘆が挙げられました。また、ワンドの4では正逆の意味がほぼ共通します。資料を比べても、カードの向きと吉凶は別々の判断です。

実際の解釈では、最初にカード名と絵柄の主題を確かめ、次にスプレッド上の位置を重ねます。その後、周囲の札や質問の対象期間を照合します。例えば、節制が助言の位置へ正位置で出た場合は、時間や作業量を調整する方法が焦点です。同じ札が過去の位置なら、すでに行った調整と現在への影響を振り返ります。向きが同じでも、位置によって検討する場面は変わります。

記録に残す項目は、カード名、正位置または逆位置、スプレッドの位置、質問、読んだ日です。札面で確認できる要素、資料にある占意、相談内容から導いた解釈を三つに分ければ、後から根拠をたどれます。契約、体調、金銭など確認できる事実は資料や専門家の説明で確かめたうえで、カードから導いた解釈とは別の欄に残します。