象徴
昇階唱集
しょうかいしょうしゅう意味
昇階唱集は、ミサで歌う固有唱を典礼暦の順に収めた聖歌書です。代表的な昇階唱のほか、入祭唱・奉納唱・拝領唱などを含む版があり、写本ごとに収録範囲は異なります。
解説
ミサには毎回ほぼ同じ部分と、祝日や日曜ごとに変わる部分があります。昇階唱集は後者の歌詞と旋律を歌うための本で、楽譜と歌詞を大きな見開きに置く作例もあります。
交唱聖歌集は主に聖務日課の歌を収め、昇階唱集はミサの歌を中心とする聖歌書です。時代、地域、用途によって収録範囲が重なる場合もあります。題名だけで判断せず、目次、収録曲、典礼暦を手掛かりにすれば、どの歌のための本かを見分けられます。
彩飾頭文字や大きな判型は、写本の装飾と使用方法を示す観察事項です。聖人や祝日の意味を読む時は、その日の典礼と図像の組み合わせを根拠にし、後世の象徴連想を原典の意味として断定しません。