タロット

メーカーズ・マーク

めーかーずまーく 別名:Maker's mark・Maker mark・製造者標

意味

メーカーズ・マークは、カードの製造者や発行者を示す氏名、商号、頭文字、標章です。エース、追加札、裏面、包装などに置かれ、工房や製品を調べる手がかりになります。ただし、同じ場所には設計者、注文主、税に関する表示も載るため、帰属を調べる時は、文字が誰をどの役割で示すのかまで確かめる必要があります。

解説

マークの位置は、国や時代、製品によって一定ではありません。スペードのエースに製造者名を置く例もあれば、追加札や包装に工場名と所在地を載せる例もあります。最初に氏名と綴り、図形、住所、札の位置を写し取り、printed by、published by、made byなどの役割表示があれば、その語も一緒に記録します。

カード製造者組合の1882年と1883年の記録では、スペードのエースにGoodall & Sonの名があり、1883年版では同じエースと見本札に、George Clulowが組合のために設計したという表示も加わります。製造者名と設計者名が一つのデッキに併記されるため、両者は別の役割として記録する必要があります。

マークの使用期間が分かれば、製造年代を絞る手がかりになります。カード製造者組合は、Gibson, Hunt & Sonという表記の使用期間を根拠に、所蔵デッキを1801年10月から1803年9月の間へ位置付けました。ただし、同組合の記録には、後年の再版で製造者や表示が変わった例も残っています。年代判断には、商号に加えて図柄、印刷法、税印、包装、所蔵記録まで照合する必要があります。

大英博物館の1895年の組合記念カードでは、発行者としてCharles Goodall & Sonsが記録され、札面には組合名、役員名、年が記されています。これらは制作主体、記念の対象、制作年を別々に示す情報です。紋章や団体章も製造者の標章とは限らないため、名称が誰を指すかを確かめてから帰属判断に使います。