タロット

ワンウェイ・バック

わんうぇいばっく 別名:One-way back・ワンウェイ裏面・一方向裏面

意味

ワンウェイ・バックは、180度回すと上下の違いが見えるカード裏面です。人物、文字、中央の図形、角の飾りなどが一方向を向くため、札を伏せたままでも向きを判別できます。裏面は全札で共通なので、判別できるのは向きまでです。

解説

判別では、裏面の上下を入れ替えて同じ箇所を比べることが先決です。中央のモチーフ、四隅、文字、人物の視線、植物の先端が確認点になります。52KardsのDI Playing Cardsのように、扇状に広げるとツーウェイに見える一方、実際には一方向となるよう意図して設計された製品もあります。

ワンウェイ・バックが示すのは、基本的に札の向きです。裏面の細部を札ごとに変えて種類を識別するマークド・デックとは目的が異なります。米国内務省インディアン局が公開するポーカー規則は、伏せ札から手掛かりを得にくくするため、裏面を全札で同一とし、上下どちらから見ても同じ向きになる意匠を求めています。この要件と反対に、回転後の差を意匠として残したものがワンウェイ・バックです。

タロットで正位置と逆位置を使う場合、ワンウェイ・バックはカードを開く前に向きを知らせます。U.S. Games SystemsはGolden Tarotの対称な裏面について、逆位置を用いるリーディングに対応すると説明しています。これはツーウェイ・バックが向きを隠す実例です。ワンウェイ・バックは開く前に向きが見えるため、リーディングの条件が変わります。逆位置を採るかどうかは、デッキの説明と読み手が定めた規則を基準にします。

実物の点検では、複数枚を同じ向きにそろえ、中央と四隅を順に比較するのが基本です。印刷の見当ずれ、裁断の偏り、摩耗、汚れが一枚だけに現れるなら、その差は個体ごとの状態に由来します。全札に共通する回転後の違いを確認できれば、製造上のずれとワンウェイ設計を分けられます。