神話
メドゥーサの首
めどぅーさのくび意味
メドゥーサの首は、ペルセウスが怪物メドゥーサを斬る場面と、切断後の首を描く神話図像です。盾に映った顔を見て剣を振るう英雄、蛇の髪、正面を向く大きな目が主な手がかりになります。
解説
古代のギリシャ神話集『ビブリオテーケー』では、三姉妹のゴルゴンのうち、メドゥーサだけが死すべき存在です。ペルセウスは眠っている彼女へ近づき、青銅の盾に映る像を見ながら、アテナに手を導かれて首を切ります。鏡のような盾は、石に変える視線を直接見ないための道具です。
切断された首には相手を石に変える力が残り、ペルセウスは怪物や敵を退ける際に使います。最後に首はアテナへ渡され、盾の中央に据えられました。首だけを正面から示す図像はゴルゴネイオンと呼ばれ、神殿、器、武具などにも置かれます。
古い時代のゴルゴネイオンは、丸い顔、見開いた目、突き出した舌や牙を強調します。後の作品では顔つきが人間に近づき、蛇の髪がメドゥーサを見分ける印になりました。首を切る場面、ペルセウスが首を掲げる場面、アテナの盾上の顔は、物語の異なる段階です。