神話

ペルセウスとアンドロメダ

ぺるせうすとあんどろめだ

意味

ペルセウスとアンドロメダは、母カッシオペイアの自慢への罰として岩へ鎖でつながれた王女を、英雄ペルセウスが海の怪物から救う神話図像です。鎖、海獣、翼のある履物、曲刀が場面を見分ける手がかりになります。

解説

カッシオペイアは、自分の娘が海のニンフであるネレイデスより美しいと誇ったため、ポセイドンは国へ洪水と怪物を送ります。神託がアンドロメダを怪物の餌にするよう命じ、父ケフェウスは娘を岩へ縛りました。オウィディウスは、罰の原因は母の言葉であり、アンドロメダ本人には罪がないと区別しています。

ペルセウスは、怪物を倒したらアンドロメダを妻にするという条件を父へ示し、承諾を得て救出します。本文が記す承諾は父のものに限られ、アンドロメダ本人の意思は語られないままです。婚礼では以前の婚約者ピネウスが襲い、ペルセウスはメドゥーサの首で敵を石に変えます。海獣退治とゴルゴンの首を使う場面は、物語上の異なる段階です。

ローマ時代の壁画では、翼のある履物を着けたペルセウスが、鎖につながれたアンドロメダと海獣の上へ飛来し、画面奥に救出後の対面も重ねられています。近世の作品では、鎖につながれた裸体を大きく見せる構図が好まれました。ペガサスに乗る図もありますが、オウィディウスが飛行の道具として記すのは翼のある履物です。