占星術

日心式チャート

にっしんしきちゃーと

意味

日心式チャートは、太陽を座標の中心に置き、ある時点の地球や惑星の位置を表した図です。一般的な出生図は地球から見た天体位置を使いますが、日心式では太陽から見た方向へ座標を組み替えます。

解説

天文学で「日心」とは、太陽の中心を基準にすることです。日心式チャートでは太陽が観測位置になるため、図の中に太陽は置かれず、代わりに地球が一つの天体として表示されます。地球から見た太陽の黄経と、日心式で見た地球の黄経は180度反対です。

地球上の場所を基準にしないので、地平線から決まるアセンダントやMC、十二ハウスは通常作らない仕組みです。月は地球と一つの系として省かれることが多く、月の交点であるドラゴンヘッドとドラゴンテイルも表示されません。また、地球から見た惑星の見かけの逆行は、日心式には現れません。

日心式を使う占星術は一部の現代的な実践で、地心式の出生図を補う図として使われる場合があります。ただし、地球や各惑星にどのような象徴を与えるかについて、広く共有された一つの解釈体系はありません。太陽中心の座標が天文学で有用であることと、日心式チャートの占術上の解釈は分けて考える必要があります。