占星術

地表基準チャート

ちひょうきじゅんちゃーと

意味

地表基準チャートは、天体位置の観測原点を地球中心から、緯度・経度・標高で定めた地表の地点へ移した図です。観測地点から見た方向を計算するため、地心式とは天体の度数に差が生じます。

解説

topocentricは「地表の一点を基準にする」という天文学用語です。指定した世界時に加えて、観測地点の経度、緯度、標高を入力し、その地点から見た天体の方向を求めます。geocentric(地心)は地球中心を原点にするため、二つの方式では観測者を置く場所が異なります。

二つの原点から同じ天体を見た方向の角度差を、地心視差と呼びます。差は近い天体ほど大きく、月ではとくに無視しにくくなります。同じ瞬間でも観測地点を変えれば地表基準の月位置は変わりますが、地心位置は共通です。二つの月位置がサインやハウスの境界を挟むと、所属の表示も変わります。

地心式と比較する時は、UTC、天体暦、黄道方式、座標枠をそろえ、天体位置を地表基準にする側へ観測地点と標高を加えます。通常の地表基準位置は、大気差を除いた方向です。地平座標などで大気差補正を加えた出力を使う場合は、その設定も残します。なお、一般的な地心式チャートでもASC、MC、ハウスカスプの算出には出生地が必要です。天体位置を地表基準へ切り替える設定とは別の処理です。

「トポセントリック・ハウス」は、ポリッチ=ページ方式と呼ばれる特定のハウス計算法です。地表基準の天体座標と名前は似ていますが、両者は別の設定項目です。設定欄では「天体位置の観測原点」と「ハウス方式」を分けて確かめます。算出された度数や角度は計算結果であり、そこへ性格や時期の意味を与える部分が占術上の解釈です。