占星術

地方時

ちほうじ

意味

地方時は、このページでは、特定地点の子午線を基準に表す太陽時を指します。一定速度の平均太陽を使う地方平均時(LMT)と、実際の太陽を使う地方真太陽時(LAT)があり、タイムゾーンで定める現代の現地時刻とは基準が異なります。

解説

地方平均時は、経度15度を1時間、1度を4分としてグリニッジ子午線の平均太陽時から換算します。東経の地点ほど時刻が進み、西経では遅れます。たとえば東経135度の地方平均時は世界時より9時間進むため、世界時12時は同地点で21時です。同じタイムゾーン内でも経度が違えば地方平均時には差が生じます。

地方真太陽時は、正しく設置した日時計が示す時刻に相当します。実際の太陽の見かけの速さは季節で変わるため、均一に進む地方平均時との差は年間で最大約16分になります。このページの符号規約では、均時差は「地方真太陽時-地方平均時」です。真太陽時を平均太陽時へ直す時は均時差を引き、資料ごとに式と符号を確かめます。

古い記録のlocal timeという表記だけで、標準時、地方平均時、地方真太陽時のどれを指すか判別するのは困難です。記録地の法令、当時の暦や時刻表、証明書の記載慣行から時刻基準を絞ります。IANA Time Zone DatabaseのLMTは代表都市の経度から置いた近似値で、1970年より前の履歴には地域差や資料不足が残ります。古い出生記録ほど、現地の一次資料による裏づけが必要です。

出生図の計算では、地方真太陽時なら均時差で地方平均時へ直し、次に経度差から世界時を求めます。復元した世界時と出生地からASC、MC、ハウスを計算した後、その配置へ意味を与えるのが占術上の解釈です。時刻基準を確定できない場合は候補を残し、軸とハウスが変わる範囲を併記します。