占星術

参加ルーラー

さんかるーらー

意味

参加ルーラーは、伝統占星術の三支配星式トリプリシティ表で、昼と夜の第一ルーラーに加わる第三の支配星です。同じ元素の三サインに対し、昼夜どちらのチャートでも候補に残ります。

解説

判定では、対象のサインが火・地・風・水のどの三つ組に属するかを決め、採用する表の第三欄に置かれた天体を候補とします。ウァレンスやドロテウスに連なる表では、火は土星、地は火星、風は木星、水は月が参加ルーラーです。牡羊座にある天体なら、昼夜の別にかかわらず火の第三支配星である土星が候補へ加わります。

第一順位はチャートの昼夜で変わります。昼の火では太陽、夜の火では木星が先に立ち、参加ルーラーの土星は第三順位です。参加という名称は三支配星の構成を示し、評価順位は昼夜ルーラーより後です。

三支配星は、天体のエッセンシャルディグニティ、ハウスやテーマの支配、時期配分など複数の技法で使われます。参加ルーラーを後期の担当へ置く配分もありますが、人生を二期または三期に分けるか、第三星を全期間の協力者とするかは文献と技法で異なります。そのため、計算結果には対象技法と配分規則の明記が必要です。

プトレマイオス式や後世の表には、第三の参加欄を同じ形で置かないものがあります。とくに水の三つ組は構成差が大きく、名称だけで天体を決めると異なる表の候補が混在します。判定の再現に必要なのは、表の出典、昼夜判定、元素、三支配星の順序です。

参加ルーラーは、採用した占術体系内の支配条件です。天文学が測る天体の位置や明るさとは役割が異なります。解釈では、サイン、ハウス、速度、太陽との位置関係、アスペクトも評価し、第三支配星を複数ある判断材料の一つに位置づけます。