占星術
ポーフィリー・ハウス
ぽーふぃりーはうす意味
ポーフィリー・ハウスは、アセンダント、MC、ディセンダント、ICが区切る黄道上の四つの弧を、それぞれ三等分して十二ハウスのカスプを定める方式です。四つの弧の長さに応じて、30度より広いハウスと狭いハウスが生じます。
解説
アセンダントは東の地平線と黄道の交点、ディセンダントはその反対側です。MCは地域の子午線と黄道の交点の一つ、ICはその反対側を指します。この四点が作る各弧へ二つの分割点を置くと、四つの角と八つの中間カスプがそろいます。たとえば一つの弧が120度なら、その弧に属する三ハウスは40度ずつです。
四つの弧は、出生時刻と場所に応じて90度より長くも短くもなるため、三等分後のハウス幅も弧ごとに変わります。ASCとDSC、MCとICがそれぞれ180度向かい合うことから、中間カスプも反対側の対応点と180度離れます。
計算では、日時を世界時へ換算し、出生地の経度・緯度、地方恒星時、黄道傾斜から四つの角を求めます。Swiss Ephemerisでは方式コードOがポーフィリーです。イコール方式やホールサイン方式は30度幅を基準にし、プラシーダスやコッホは日周運動の時間関係を使うため、中間カスプの決め方が異なります。
Swiss Ephemerisは、極圏付近でプラシーダスまたはコッホのカスプを計算できない場合、ポーフィリー方式へ切り替えて警告を返します。別方式を指定した図でこの代替処理が起きた時は、ポーフィリー方式によるカスプとして、実際の方式名と警告を一緒に保存します。
天体のハウス所属は、計算したカスプと天体位置から得られる結果です。そこへ生活領域の意味を結び付ける段階が占術上の解釈に当たるため、方式差の比較では出生データと黄道方式をそろえ、各方式のカスプ度数を並べることで、境界付近の天体が隣のハウスへ移る条件を特定します。