占星術

リターンチャート

りたーんちゃーと

意味

リターンチャートは、運行中の天体が基準図に記録された同じ天体の黄経へ戻る時刻を求め、その時刻と指定地点で作る占星術図です。太陽ならソーラーリターン、月ならルナリターンと呼びます。

解説

たとえば出生図の太陽がトロピカル黄道の牡牛座15度20分なら、運行中の太陽が同じ黄経へ達するUTC時刻を天体暦から探します。誕生日の0時や出生時刻は検索範囲の手掛かりであり、図の基準は黄経が一致した接触時刻です。基準図がサイデリアル黄道なら同じアヤナーンシャを用いるなど、黄道方式、座標中心、天体暦、時刻系をそろえて初めて回帰時刻を再現できます。

一般的な地心計算では、黄経が一致する瞬間は地球上のどこでも共通です。その時刻を出生地、現在の居住地、実際の滞在地のどこへ置くかで、アセンダント、MC、ハウスカスプが変わります。地点選択には流派差があるため、緯度・経度と採用理由を図に添えます。

太陽は通常一年に一度、月は約一か月に一度、出生黄経へ戻ります。ほかの惑星は地球から見ると停留と逆行を挟むため、同じ黄経を順行、逆行、再順行の三回にわたって通過する場合があります。数学的には各接触に時刻があり、最初または最後の図だけを採る規則は占術上の選択です。

惑星リターンは黄経が一致する現象を指し、リターンチャートはその時刻と地点でほかの天体、軸、ハウスも配置した図を指します。ソフトによってはノードやアセンダントなどの点も回帰対象にできますが、天体の回帰とは周期と座標条件が異なるので、対象名と検索条件を別に記録します。

占星術では、対象天体が表す事柄の次の周期を読むために出生図と回帰図を重ねます。天文学的に確定できるのは採用条件のもとでの回帰時刻と座標です。仕事、健康、関係などのテーマや期間中の出来事は占術上の解釈であり、日付のある実際の記録と分けて検討します。