占星術
惑星リターン
わくせいりたーん意味
惑星リターンは、運行中の惑星の地心黄経が、出生図または基準図に記録された同じ惑星の黄経へ戻る瞬間です。その日時と場所で作る図を、惑星リターン図と呼びます。
解説
ここでいう「戻る」は、同じ黄道方式で測った経度が一致することです。判定に使うのは黄経で、惑星の黄緯や地球からの距離は別の値として残ります。トロピカル黄道の基準図ならトロピカル黄経、サイデリアル黄道の基準図なら同じサイデリアル設定で比較します。
回帰時刻は、基準図の惑星黄経を取り出し、天体暦上の運行惑星との黄経差が0度になるUTC時刻を反復計算して求めます。地心計算では、回帰の瞬間は各作図地点に共通です。一方、アセンダント、MC、ハウスは場所ごとに変化するため、黄道方式、座標中心、天体暦、時刻系、作図地点を一組で記録します。
回帰間隔には、その惑星の太陽公転周期、地球から見た惑星の速度、基準度数、逆行の位置が関係します。逆行の往復が基準度数をまたぐ場合は、順行、逆行、再順行の三回に分かれることがあるので、該当する全時刻と進行方向を残します。
惑星リターンは黄経が一致する現象を指し、リターンチャートはその時刻で作る図です。図の天体配置、アセンダント、ハウスを出生図と重ねる手順は占星術上の分析に当たります。どの回帰図を使ったかを明記すると、計算結果とその後の読みを分けて追えます。
占星術では、対象惑星が表す事柄の新しい周期としてリターンを解釈します。天体位置から確定できるのは回帰の日時で、出来事との結び付きは占術上の意味付けです。仕事、契約、支出、健康、関係など実際に変わった内容は、日付のある記録と本人の判断を基準に確かめます。