占星術

ロイヤルスター

ろいやるすたー

意味

ロイヤルスターは、現代の西洋占星術でアルデバラン、レグルス、アンタレス、フォーマルハウトを一組にした呼び名です。天文学の恒星名表では、四星をそれぞれ個別の恒星として記録します。

解説

四星は、おうし座のアルデバラン、しし座のレグルス、さそり座のアンタレス、みなみのうお座のフォーマルハウトです。いずれも固有名を持つ明るい恒星ですが、属する星座や、黄道から南北へどれだけ離れるかを示す黄緯は互いに異なります。出生図で参照する時は、四星という集合名から一段進み、対象となる星とその座標を指定します。

古代イランの宇宙論には、空の四方を受け持つ星や星群の「指揮官」が記されています。ただし、研究上の同定には北斗七星、シリウス、フォーマルハウト、ヴェガなどが含まれ、現在ロイヤルスターと呼ばれる四星とは別の組み合わせです。アルデバラン、レグルス、アンタレス、フォーマルハウトを古代ペルシアの四方の守護星とする説明は、18世紀末のフランス語圏の著作で形を整え、後世の星名書へ広まりました。

古典占星術の原典『テトラビブロス』は、四星を個別に扱い、恒星ごとに惑星へ似た性質を配当します。アルデバランは火星、レグルスとアンタレスは火星と木星、フォーマルハウトは金星と水星に似るとされました。この記述は現代の「四つのロイヤルスター」という分類とは成立過程が異なります。

実際のチャートでは、惑星やASC(出生時刻と場所から求める東の地平線上の点)と恒星の黄経差を測る恒星合、または出・上方通過・入り・下方通過の同時性を測るパランなど、判定方法を先に定めます。恒星の座標は、座標の基準日時である元期と固有運動を反映した値が基準です。黄経合なら採用オーブ、パランなら観測地点と時間オーブを記録することで、四星のどれがどの点へ接触したかを再現できます。

名声、地位、成功、失脚といった意味は占術上の解釈です。解釈を検討する場合は、対象の恒星、接触する天体や感受点、判定方法、許容範囲、参照文献を先に示します。現実の評価は肩書、責任の変化、達成した仕事、その後の経過から確かめます。