占星術
ソーラーリターン・アセンダント
そーらーりたーんあせんだんと意味
ソーラーリターン・アセンダントは、運行中の太陽が出生時と同じ黄経へ戻る瞬間に、選んだ地点の東の地平線から昇っている黄道上の度数です。太陽回帰図ではASCと略し、多くのハウス方式で第一ハウスの起点として用います。
解説
最初に、出生太陽と運行太陽の黄経が一致する回帰時刻を求めます。その世界時と作図地点の緯度・経度から、その地点での天球の回転を表す地方恒星時と地平線の向きを計算すると、東側の地平線と黄道が交わる度数がASCです。地球中心から天体位置を求める一般的な地心方式では太陽の回帰時刻は世界で共通ですが、東京とロンドンでは同じ瞬間の地平線が違うため、ASCのサインと度数も変わります。
作図地点には出生地、居住地、回帰時に実際にいる場所などが選ばれ、採用基準は流派ごとに異なります。地点を替えると、同じ地心回帰時刻にある太陽や他天体の黄経を保ったまま、ASC、MC、ハウスカスプが組み替わります。二枚の図を比較する時にそろえる条件は、対象年、黄道方式、作図地点、ハウス方式です。
占星術では、ASCのサインを回帰年の物事への向き合い方に対応させ、そのサインの支配星が入る回帰図のハウス、ASCへ接触する天体、出生図のどのハウスに回帰ASCが重なるかを見て、関係する生活領域を絞ります。たとえば回帰ASCが出生図の第6ハウスへ入る場合、日課、仕事の進め方、体調管理を振り返ることが、読みの題材の一つです。
回帰時刻や地点の入力がずれると、ASCとハウスカスプも動きます。出生時刻、出生太陽の黄経、回帰時刻、UTCへの換算、地点座標を記録すれば、計算条件をたどれます。ASCの度数は計算結果であり、そこから一年の出来事や本人の態度を結び付ける部分は占術上の解釈です。予定や健康の判断には、実際の記録と専門情報も用います。