占星術
ソーラーリターン・ハウス
そーらーりたーんはうす意味
ソーラーリターン・ハウスは、太陽回帰の正確な時刻と選んだ地点の空を、十二の生活領域へ区切った区画です。占星術では、回帰図の太陽、月、その他の天体が入るハウスから、次の太陽回帰までに注目する領域を選びます。
解説
出生太陽と運行太陽の黄経が一致する時刻を求めた後、その世界時と作図地点の緯度・経度からASC、MC、十二のカスプを計算します。カスプとは、隣り合う二つのハウスの境界です。プラシーダス、イコール、ホールサインなど方式ごとに境界の決め方が異なるため、同じ回帰図でも天体の所属ハウスが変わる場合があります。
一般的な地心方式では、作図地点を替えても同じ瞬間の天体黄経は共通です。変化するのは、地平線と子午線に基づくASC・MC、そこから定めるカスプです。たとえば回帰太陽が第9と第10のカスプ近くにある図では、地点や方式の選択によって所属が移る可能性があります。採用地点を変えた時は、区画の境界が変わった結果として所属を捉えます。
読み始める場所は、回帰太陽と月のハウス、ASC支配星のハウス、複数の天体が集まる領域です。さらに、回帰図のASC・MCが出生図のどのハウスへ入り、回帰天体が出生天体へどのアスペクトを作るかを照合します。回帰太陽が第10ハウスにある場合は、仕事や公的な役割が検討材料です。昇進や転職の有無は、実際の予定、役割、関係者との合意を合わせて判断します。
後から同じ図を作るには、出生データ、回帰時刻、作図地点、タイムゾーン、黄道方式、ハウス方式を記録します。出生地、居住地、回帰時の実在地のどれを使うかは、太陽回帰技法の選択条件です。十二のカスプと天体の所属は計算で再現でき、生活領域への意味付けと対象期間の出来事との対応は占術上の解釈に属します。