占星術
ゾスマ
ぞすま 別名:Zosma・Delta Leonis・δ Leonis・しし座デルタ星意味
ゾスマは、しし座の腰に位置する白い恒星です。バイエル符号ではしし座デルタ星と呼ばれ、国際天文学連合はZosmaを正式な固有名として登録しています。しし座の後半部分で、尾に当たるデネボラへ続く星の並びを作ります。
解説
春の夜空でしし座を探すと、ゾスマは獅子の胴体と尾を結ぶ位置に見えます。見かけの明るさは約2.6等級で、地球からの距離は約58光年です。A型の主系列星に分類され、太陽より高温なため白く見えます。主系列星とは、中心部で水素の核融合を続けている、恒星の一生の中でも安定した段階を指します。
Zosmaは、古代ギリシャ語の「帯」や「腰布」に由来すると説明されてきた名前です。ただし星名の研究では、古い写本にあった「腰」または「背の下部」を表す別のギリシャ語が、後世に読み違えられた可能性が指摘されています。いずれの説明も、星座絵で獅子の腰に置かれた位置と結びついています。国際天文学連合は2016年にZosmaという綴りを正式名として採用しました。
古典占星術では、プトレマイオスが獅子の腰にある星々の性質を土星と金星に似ると分類しました。ゾスマの解釈でこの対応が参照されることがありますが、これは古代の占星術書に記された象徴体系です。天文学上の恒星分類とは関係がありません。出生図で検討する時は、ゾスマと惑星や感受点との合、対象年における黄道上の位置、使った許容度を明記すると、どの伝統に基づく解釈かが分かりやすくなります。