占星術
恒星黄経
こうせいこうけい意味
恒星黄経は、恒星の方向を黄道座標で表した時、選んだ原点から黄道に沿って東向きに測る角度です。恒星合では、恒星と惑星や感受点の黄経を同じ基準へそろえて差を求めます。
解説
黄道座標は、黄経と黄緯の二つで天体の方向を表します。黄経が同じでも、黄緯が異なれば実際の空では離れています。たとえば恒星が黄経120度・黄緯プラス20度、惑星が黄経120度・黄緯0度なら、黄経上は合でも天球上では20度離れた配置です。
星表では恒星位置を赤経と赤緯で載せることが多いため、まず元期と座標系を読み取ります。元期は座標がどの日時を基準にするかを示す情報です。そこから恒星自身の固有運動を対象日まで進め、使用する黄道と分点に合わせて黄経・黄緯へ変換します。
トロピカル黄経は、原点となる春分点が歳差で移動するため、恒星がほぼ同じ方向に見えても年代とともに変わり、恒星自身の固有運動による位置変化も重なります。精密な再計算では、対象日時、星表、元期、トロピカルかサイデリアルか、平均位置か章動や光行差を含む視位置かを記録に残します。
占星術で恒星合を判定する時は、恒星と比較対象を同じ日時・座標系・ゾディアックへそろえ、黄経差と採用したオーブを残します。黄経の一致は黄道へ投影した関係で、空での見かけの近さは黄緯を含む角距離で判断します。座標と角度は天文学上の計算で、恒星の象徴を人物や出来事へ結び付ける部分が占術上の解釈です。