占星術
黄道座標
こうどうざひょう意味
黄道座標は、天球上の方向を黄経と黄緯という二つの角度で表す座標系です。地球の公転面を天球まで延長した黄道を基準面にするため、太陽系天体の位置や運動を記述する時に使われます。
解説
黄経は、定めた原点から黄道に沿って東向きに測る0〜360度の角度です。黄緯は、黄道から北または南へ離れた角距離を表し、北を正、南を負とします。たとえば黄経120度、黄緯プラス5度なら、原点から黄道上を120度進んだ位置より5度北にある方向です。二つの値がそろうと、天球上の一点を指定できます。
数値を比較するには、座標の中心と基準時刻も必要です。地球中心の地心座標と太陽中心の日心座標では見える方向が異なり、基準にする黄道と分点も時刻や元期によって動きます。視位置か幾何学的位置かという計算条件も含め、ソフト名、座標中心、基準黄道・分点、日時をそろえると同じ値を再現しやすくなります。
通常の出生図は、黄経360度を十二サインへ割り当てた円環を中心に描き、黄緯と天体までの距離を省くことが一般的です。そのため、チャート上で同じ黄経に重なる二天体でも、黄緯が違えば天球上では別の方向に位置します。黄経の一致や角度は計算上の事実で、そこへ合やトラインなどの意味を与える段階が占術上の解釈です。