象徴
結合
けつごう意味
結合(coniunctio)は、錬金術でいったん分けた物質や性質を一つの器内で合わせ、次の生成物へ進める操作と、その過程を表す図像上の主題です。現代化学の「化学結合」とは用語の範囲が異なります。
解説
1550年の『薔薇園』(Rosarium philosophorum)は、太陽と月の結合を王と王妃の婚姻で示し、一連の木版画を通して物質の変化を描きました。王と王妃は、太陽と月、熱・乾と冷・湿など、対になる性質を人の姿に置き換えた図像です。結合後に生まれる両性具有の姿は、両方の性質を備えた生成物を表します。
二つの性質が出会って第三の生成物へ進む構図から、対立意見の共通条件を探す、別々の技能を一つの計画に組み込むといった統合の象徴へ広げられます。これは錬金術図像から導く現代の解釈です。読む際の焦点は、図に記された太陽・月、色、容器、生成物が示す性質の組み合わせに置きます。