象徴

火星の鉄

かせいのてつ

意味

火星の鉄は、近世ヨーロッパの錬金術・占星術で、七金属の鉄を七天体の火星に対応させた名称です。火星の名と記号は、天体を示すと同時に、処方中の鉄を表す略号にもなりました。

解説

1539年のハンス・ゼーバルト・ベーハムによる《七惑星の火星》では、戦斧と剣を持つ火星のそばに鉄の記号が記されています。武具は神話上の火星を示す図像で、鉄の錆びや鋼としての利用は材料上の性質です。対応表を読む時は、神が持つ武具、惑星記号、実際の金属を別々に確かめます。

戦斧と剣を持つ火星像から、対立や負荷がある場面で、守る対象と投入する力の範囲を決める象徴へ応用できます。これは歴史図像から導く現代の読みです。鉄分の状態や補給量は、食事記録、血液検査、医療者の評価から確かめます。