象徴
ルベド
るべど意味
ルベドは、錬金術文献で赤化を表す色彩段階です。黒化、白化、黄化に続く四段階の順序では最後に置かれ、15世紀以降の三色構成では黄化が省略されたり、赤化へまとめられたりしました。
解説
色は工程中の物質変化を見分けるしるしとして記されました。中世後期の『Rosarium philosophorum』系の文書は、白い物質を加熱し、辰砂のような赤へ変える過程を述べます。近世の三色構成では、赤化を賢者の石や赤いエリクシルの完成段階と結び付けました。
現代の象徴解釈では、長い工程の結果が形になる場面や、複数の作業が一つの成果にまとまる場面に重ねられます。これは色彩段階から広げた読みです。歴史資料に記された実験結果とは区別し、実際の順序と生成物は文献ごとに確かめる必要があります。