象徴
昇華
しょうか意味
昇華は、固体が液体を経ずに直接気体へ変わる相変化です。気体が冷えて直接固体へ戻る逆向きの変化と組み合わせると、揮発しやすい成分を別の場所に集められます。古い化学・錬金術のsublimationは、この移動を利用する調製操作まで含む語でした。
解説
17世紀のモイーズ・シャラスの薬局方は、乾いた材料を徐々に加熱し、揮発する部分を容器の上部へ移し、固定成分を底へ残す方法として昇華を説明しています。アルデルは、昇華に用いる底のない壺状の器具です。1777年の化学辞典に付く器具図では、レトルトやアレンビックとともに描かれました。当時の処方では加熱中に反応や混合物の分離も起こり得るため、原料、器具、生成物を一緒に読むと操作の範囲が分かります。
移りやすい成分が上部へ集まり、残りが底に留まる構図から、議論の中で別の場へ移せる条件と、その場に残る制約を分けて記録する象徴へ応用できます。これは物質操作から導く現代の読みです。象徴を読む焦点は、移動した成分と残った成分の差にあります。「上昇」を人格の向上と決めると、分離操作としての情報が抜けます。古い処方の再現には、材料ごとの毒性、蒸気、加熱条件を評価できる専門設備が必要です。