象徴

つる座

つるざ 別名:Grus・Gru・Crane

意味

つる座は、南天にある面積365.513平方度のIAU星座です。略符はGruで、最も明るい星は実視等級1.73のつる座α星アルナイルです。

解説

つる座も、1595年から1598年の航海で集められた南天の恒星観測から生まれた12星座の一つです。プランシウスが観測記録を星座へ整理し、バイエルの『ウラノメトリア』(1603年)が鶴の図像を星図へ定着させました。学名Grusはラテン語で鶴を表します。

アルナイルは現在の星図で鶴の左の翼に置かれますが、その名はアラビア語の「魚の尾にある明るい星」に由来します。名称が生まれた時代には、この付近の星々がみなみのうお座の尾へ続く範囲として捉えられていたためです。翼という現在の位置と魚の尾という語源は、異なる時代の星空区分を伝えています。

星座の成立記録が示す範囲は、南天の星を鶴の姿へまとめた経緯までです。占術で長寿や旅立ちを読む場合は、どの文化の鶴の伝承を借りた解釈か明記すると由来を追えます。アルナイルのB型主系列星という性質も、鶴の象徴とは分けて捉える情報です。