神話
ほうおう座
ほうおうざ 別名:Phoenix・Phe意味
ほうおう座は、16世紀末の南方航海で記録された星々を、地中海世界の不死鳥フェニックスに見立てた南天の星座です。日本では12月上旬の宵に南中しますが、低い南の空に位置します。
解説
フレデリック・デ・ハウトマンとピーテル・ケイセルが航海中に記録した南天の星をもとに、ペトルス・プランシウスの天球儀へ加えられました。ヨハン・バイエルは1603年の星図『ウラノメトリア』に、ほうおう座を含む十二の新しい南天星座を描いています。
ヘロドトスの『歴史』第2巻73節では、フェニックスは赤と金の羽を持つワシほどの鳥で、父が死ぬと500年ごとに現れ、父の遺体をミルラの卵に収めて太陽神殿へ運ぶと語られます。ヘロドトス自身は絵でしか見ておらず、運搬の話も信じがたいと書きました。少なくともこの初期の記述は、炎からよみがえる物語ではありません。日本語名の「鳳凰」は公式の訳名ですが、東アジアの鳳凰とは伝承が別です。占星術で再生を読む場合は、後世の不死鳥像に基づく連想だと区別します。