象徴

やまねこ座

やまねこざ 別名:Lynx・Lyn

意味

やまねこ座は、面積545.386平方度に広がる北天のIAU星座です。学名はLynx、略符はLynで、ヘヴェリウスが17世紀の淡い星々を一つの星座にまとめました。

解説

ヘヴェリウスの死後、妻エリーザベトが1690年に刊行した星図『Firmamentum Sobiescianum(ソビエスキの星空)』には、おおぐま座とぎょしゃ座の間へ山猫の姿が描かれています。目立つ星が少ないため、輪郭を追うには暗い空と星図が役立ちます。「山猫の目ほど鋭い視力が要る」という命名逸話も、星々の淡さに結び付く説明です。

やまねこ座の方向には、球状星団NGC 2419があります。球状星団とは、重力で球状に集まった古い星々の集団です。NGC 2419は地球から約30万光年離れ、その遠さから「銀河間の放浪者」と呼ばれてきました。この距離と星団の性質は観測事実で、山猫の図像とは独立した情報です。

占術で洞察力や観察眼を読む方法は、山猫の生態と命名逸話から広げた後世の象徴解釈です。成立資料から確かめられる範囲は、淡い星を山猫へまとめた近世の図像までです。命名史は17世紀の星図、占術上の意味は採用する著者・流派という別の根拠に基づきます。