象徴
こじし座
こじしざ 別名:Leo Minor・LMi・Lesser Lion意味
こじし座は、しし座とおおぐま座の間にある北天の星座です。ラテン名はLeo Minor、国際天文学連合が定める略号はLMiで、名前には「小型の獅子」という意味があります。黄道十二星座の獅子座とは別の星座です。
解説
日本では、春の夜に北斗七星の下側、しし座の上側を探すと、こじし座の領域を見つけられます。目立つ星が少ないため、街明かりのある場所では形をたどりにくい星座です。最も明るい46番星でも約3.8等級で、数字が小さいほど明るいという等級の基準では、肉眼で見えるものの強く目立つ明るさではありません。星図や双眼鏡があると位置を確かめやすくなります。
こじし座は、17世紀の天文学者ヨハネス・ヘヴェリウスが、しし座とおおぐま座の間に置いた星座です。ヘヴェリウスの死後、妻のエリーザベトが1690年に刊行した星図と星表に収められました。古代ギリシャから伝わる48星座には入っていないため、こじし座に固有の古代神話はありません。隣にある大きな獅子に合わせて、小型の獅子と名づけられた近世の星座です。
占星術で使う獅子座は、黄道を30度ずつに分けた十二のサインの一つです。一方、天文学上のこじし座は、国際天文学連合が境界を定めた空の区域を指します。名前が似ていても、こじし座を獅子座の性質へ自動的に結びつける決まりはありません。象徴として用いる時は、近世の星図で生まれた小型の獅子という由来を示した上で、黄道の獅子座と区別します。