象徴
はちぶんぎ座
はちぶんぎざ 別名:Octans・Oct・Octant意味
はちぶんぎ座は、天の南極を含む面積291.045平方度の南天のIAU星座です。学名はOctans、略符はOctで、18世紀の反射式八分儀を図柄とします。
解説
ニコラ=ルイ・ド・ラカイユは、1756年公刊の南天図に「L’Octans Reflexion(反射式八分儀)」を描きました。「八分」の名は、目盛りの弧が円の8分の1に当たる45度であることに由来します。鏡で太陽や星と水平線を同じ視野に合わせ、その高度から海上の緯度を求める航海用測角器でした。
天の南極は、地球の自転軸を南へ延ばした先が天球と交わる点です。南半球では、周囲の星がこの点を中心に回るように見えます。現在は天の南極を示す明るい星がないため、真南を探す際にはみなみじゅうじ座などが手掛かりになります。
占術で方位、測定、基準点を結び付ける読みは、反射式八分儀の用途から広げた現代的な象徴です。古典占星術の星座体系とは成立時代が異なります。天の南極という位置、航海器具の働き、採用する占術上の意味を分けて示すと由来をたどれます。