象徴

みずへび座

みずへびざ 別名:Hydrus・Hyi・Male Water Snake

意味

みずへび座は、うみへび座より小型に描かれた水蛇を図柄とする、面積243.035平方度の南天のIAU星座です。学名はHydrus、略符はHyiで、16世紀末の航海観測をもとにヨーロッパの星図へ加わりました。

解説

ペーテル・ケイセルは1595年に出航した東インド航海で南天を観測し、フレデリック・デ・ハウトマンが記録をヨーロッパへ持ち帰りました。ペトルス・プランシウスはその星々を12の新しい星座にまとめ、ヨハン・バイエルが1603年の『ウラノメトリア』に掲載します。みずへび座もこの一群に属します。

学名Hydrusは、うみへび座Hydraより小型の水蛇を指す名です。古代ギリシャ由来のHydraに対し、みずへび座が作られたのは近世です。名前と蛇の図像は似ていますが、成立した時代と由来は異なります。現在はそれぞれ境界を持つIAUの独立した天域です。

占術で水、蛇、適応などを読む方法は、近世の図柄から広げた後世の象徴解釈です。うみへび座の古代神話を根拠に加えると成立史が混ざるため、採用する意味はみずへび座の図像や特定の著者・流派に結び付けて示します。