象徴

くじゃく座

くじゃくざ 別名:Pavo・Pav

意味

くじゃく座は、孔雀を図柄とする面積377.666平方度の南天のIAU星座です。学名はPavo、略符はPavで、最も明るく見える星ピーコックや球状星団NGC 6752があります。

解説

ペーテル・ケイセルとフレデリック・デ・ハウトマンが16世紀末の航海で記録した南天の星々を、ペトルス・プランシウスが12の星座へまとめました。孔雀の星座は1597年から1598年ごろの天球儀に現れ、ヨハン・バイエルが1603年の『ウラノメトリア』へ掲載します。現在のPavoは、IAUが境界を定めた天域です。

ピーコックは、くじゃく座α星Aaの固有名としてIAUが2016年に承認した星です。NGC 6752は、古い星々が重力で球状に集まる球状星団に当たります。同じくじゃく座の方向に見えても、恒星と星団は種類も距離も異なる天体です。

占術で華麗さ、誇り、注目を集める姿へ結び付ける読みは、孔雀の外見から広げた現代的な連想です。ギリシャ神話のヘラや仏教の孔雀明王との関係は、孔雀そのものの文化資料を根拠にします。星座の成立史、恒星ピーコック、文化ごとの孔雀象徴を分けると、意味の出所が明確になります。