象徴
ヘルクレス座球状星団
へるくれすざきゅうじょうせいだん意味
ヘルクレス座球状星団は、ヘルクレス座の方向へ約2万5000光年先にある球状星団M13(NGC 6205)です。球状星団とは、多数の古い恒星が重力で強く結び付いて球形に集まる天体で、M13には10万個を超える星があります。
解説
M13は北半球から見える明るい球状星団の一つで、暗い空では双眼鏡でも淡い光の球として見えます。中心付近の星の密度は太陽近傍の約100倍に達し、ハッブル宇宙望遠鏡の画像では密集した星々を個別に見分けられます。丸い外形は、多数の星が共通の重心を回る集団の投影像です。
エドモンド・ハレーは1714年にM13を記録し、シャルル・メシエは1764年にカタログへ加えました。メシエの望遠鏡には光の雲として映り、当時は星のない星雲と判断されています。1779年には個々の星が見分けられ、同じ対象でも観測装置によって得られる情報が変わる例になりました。
1974年11月16日、アレシボ望遠鏡はM13の方向へ1679ビットの電波メッセージを送りました。二進数で表した図には、数、原子、DNA、人間、太陽系、送信望遠鏡の情報が組み込まれています。観測所改修の式典で技術を示す象徴的な送信であり、M13までの距離を往復する返答には約5万年を要します。
占いでこの天体を手掛かりにするなら、大人数で進める仕事について、全員が共有する情報、伝達経路、返答までの時間を具体的に確かめます。集合や遠距離通信へ結び付ける意味は球状星団の姿と1974年の送信史から広げた現代的な連想で、英雄ヘラクレスの古代神話とは別の由来です。