占星術

オリオン大星雲

おりおんだいせいうん 別名:Orion Nebula・M42・NGC 1976

意味

オリオン大星雲は、オリオン座で剣に見立てられた星並びの中央にあるM42で、地球から約1500光年先の大規模な星形成領域です。見かけの明るさは4.0等で、暗い場所では肉眼でも淡い光を確認できます。

解説

星形成領域とは、ガスと塵が集まり、新しい星が生まれている場所です。オリオン大星雲の明るい中心部には、台形に並ぶ四つの大質量星から名付けられたトラペジウム星団があります。これらの若い星が放つ紫外線は周囲のガスを照らし、星雲の中に空洞を作っています。

トラペジウムの近くでは、生まれたばかりの星を囲む原始惑星系円盤も見つかっています。原始惑星系円盤は、惑星系の材料になるガスと塵の円盤です。NASAの観望案内では1月ごろが見頃とされ、三つ星の下に並ぶ「剣」の中央を探すと位置をたどれます。

占星術でオリオン大星雲を誕生や創造へ結び付ける読みは、星形成を知る現代の天文学から生まれた比喩です。ガスと塵から星が生まれるという観測事実と、人生の始まりへ重ねる解釈は分けて捉えます。