象徴

リング星雲

りんぐせいうん

意味

リング星雲は、こと座の方向へ約2000光年先にある惑星状星雲M57(NGC 6720)です。太陽ほどの質量で生まれた恒星が晩年に放出したガスを、残った高温の白色矮星が照らしています。

解説

惑星状星雲とは、恒星が放出した外層が中心星の紫外線を受けて輝く天体です。「惑星状」という分類名は、初期の望遠鏡で惑星の円盤を思わせる丸い像として観測されたことに由来します。M57の見かけの明るさは8.8等で、こと座のベガから位置をたどり、中口径の望遠鏡で淡い輪を探せます。

輪に見える部分には、複数の方向へ広がる立体構造があります。ハッブルの画像と地上観測を組み合わせた研究では、ドーナツ状の主環をほぼ軸方向から見ており、その中心をラグビーボール状の構造が貫く姿が示されました。主環の内縁には、ガスと塵が集まった高密度の塊が多数見えます。

ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡は、主環に分子状水素を多く含む約2万個の高密度の塊と、外側におよそ10本の同心円状の弧を捉えました。外側の弧については、中心星と低質量の伴星との相互作用で生じた可能性が示されており、伴星の存在を含めて研究が続いています。

占いでこの画像を手掛かりにするなら、一区切りを迎えた仕事や関係について、終えた工程、中心に残る責任、外へ引き継ぐものを分けて整理します。輪、境界、完結へ結び付ける意味は地球から見た投影像を基にした現代的な連想です。