象徴

輪郭線

りんかくせん

意味

輪郭線は、人物や物の外縁をたどるか、隣り合う色面を区切って形を読み取りやすくする線です。アール・ヌーヴォーのポスターや挿絵では、髪、衣服、植物、枠、文字を連続する線で結び、画面全体の流れをつくる例があります。

解説

作品を見る時は、何を囲む線か、途中で太さが変わるか、別の形や文字へ続くかを順に追います。強い輪郭と平坦な色面の組み合わせでは、奥行きより形の判読と装飾性が前に出るのが特徴です。ただし、線がなくても隣り合う色の境だけで輪郭が見える場合もあります。実際に線が引かれた箇所と、色差が輪郭の役目をする箇所を分けると、線そのものの働きを見失いません。