占星術

経緯台

けいいだい

意味

経緯台は、望遠鏡を上下の高度方向と水平の方位方向へ動かす架台です。観測地の地平線を基準に向きを決められるため、小型の手動望遠鏡から大型観測施設まで使われています。

解説

高度は地平線から天体までの角度、方位は地平線上の方向を表します。手動の経緯台は、見たい天体の高さと方角に合わせて二つの軸を動かす仕組みです。天体は地球の自転に伴って高度と方位の両方が変わるため、追尾には二軸を同時に動かす必要があります。

経緯台で天体を追うと、時間とともに視野内の向きが回る「視野回転」が生じます。眼視観測では大きな問題になりにくいものの、長時間露光では星像が回転方向へ流れるため、カメラや観測装置を逆向きに回す装置が必要です。大型望遠鏡では、架台の質量と強度を両立しやすい利点を生かし、コンピューター制御の経緯台が採用されています。

赤道儀は一つの軸を地球の自転軸と平行に合わせ、恒星の日周運動を主に一軸で追います。経緯台も赤道儀も天体を観測する架台で、出生図の計算には天体暦や計算ソフトを用います。