占星術
干渉計
かんしょうけい意味
干渉計は、複数の望遠鏡やアンテナで受けた同じ天体の波を組み合わせ、干渉の強さや位相を測る観測装置です。望遠鏡同士の距離を「基線」といい、観測する波長が同じなら、基線が長いほど細かな角度差を見分けられます。
解説
同じ天体から届いた波は、離れた場所にある望遠鏡へわずかに異なる時刻で到着します。光や赤外線の干渉計では、鏡と遅延線で光路の長さをそろえてから光を重ねます。電波干渉計では、各アンテナの信号を時刻情報とともに記録し、相関器という計算装置で組み合わせる仕組みです。波が強め合ったり弱め合ったりしてできる明暗の模様を「干渉縞」と呼び、その変化から天体の情報を読み取ります。
一組の基線から得られるのは、天体の明るさの分布に関する一方向の情報です。基線の長さや向きを変え、地球の自転による見え方の変化も利用して測定を重ねると、天体の大きさや形、二つの天体の間隔を求めたり、画像を再構成したりできます。最大基線に相当する高い角分解能を得られる一方、集められる光の量まで、その直径を持つ一枚の鏡と同じになるわけではありません。長い基線だけでは広がった淡い構造を捉えにくいため、短い基線を含む複数の配置が必要です。
干渉計が測るのは、天体から届く波と、その空間的な分布です。こうした観測は天体の位置や形を詳しく調べるために使われます。出生図は日時と場所に対応する天体位置を天体暦から求めるものであり、干渉縞を占星術上の意味として読むものではありません。