占星術
電波望遠鏡
でんぱぼうえんきょう意味
電波望遠鏡は、天体から届く電波をアンテナで受け、電気信号へ変えて測る観測装置です。目で像を見る望遠鏡とは異なり、受信した信号を増幅・記録し、計算によって天体の位置や明るさ、形などを調べます。
解説
パラボラ型の電波望遠鏡では、金属製の反射面が電波を焦点へ集めます。焦点にある受信機が必要な周波数帯を選び、非常に弱い電波を電気信号へ変換する仕組みです。受信機そのものが生む雑音を減らすため、低温まで冷却する装置もあります。信号は増幅・デジタル化され、観測データとして保存されます。
一枚の大きなアンテナを使う単一鏡は、点状の電波源を検出し、空に広がる淡い電波も一続きの分布として捉えます。ただし同じ口径なら、波長が長いほど細かな角度差を見分けにくくなります。そこで、離れた複数のアンテナが受けた信号を相関器で組み合わせるのが電波干渉計です。アンテナ間の距離と向きを変えながら測定を重ねることで、単一鏡より細かな構造を画像へ再構成できます。
電波は太陽光の有無に左右されず観測できますが、どの周波数でも地上へ届くわけではありません。ミリ波やサブミリ波は大気中の水蒸気に吸収されやすく、人工の通信電波も観測の妨げになります。観測対象は、低温の星間ガスや塵、パルサー、活動銀河などです。電波望遠鏡が測るのは天体の物理的な放射であり、その信号が占星術上の意味を直接示すものではありません。